2026年8月24日 · 入門ガイド · 約10分

v2rayNG・v2rayNのサブスクリプションURLの追加方法とBase64形式を解説

v2rayNGとv2rayNでサブスクリプションを追加・更新する手順を解説。Base64形式、共有リンク、クリップボードからのインポートの違いも紹介します。

この記事の概要

URLを入手したら、まず更新可能なサブスクリプションURLか、単一のノード共有リンクかを確認しましょう。Android版v2rayNGとデスクトップ版v2rayNそれぞれについて、グループの追加、URLの入力、更新、設定の選択手順を説明し、Base64エンコードとインポート失敗の関係も解説します。初めてのインポート、端末の移行、「追加できたのに一覧が空」という場合に役立つ内容です。

サブスクリプションURL・共有リンク・クリップボードの違い

サブスクリプションURLは通常、サービス提供元が発行するHTTPSのURLです。クライアントがそのURLにアクセスすると、複数の接続設定を取得し、該当するサブスクリプショングループに追加します。提供元のウェブサイトやログインページとは異なります。提供元のサブスクリプションページでv2rayNGまたはv2rayN向けのURLをコピーしてください。HTTPSで始まるというだけでは、利用できるとは限りません。

単一の共有リンクは通常、vmess://、vless://、trojan://、ss://のいずれかで始まり、1つの接続設定を表します。クリップボードはテキストを受け渡す手段であり、独立したサブスクリプション形式ではありません。サブスクリプションURLを「クリップボードからインポート」に渡しても、更新可能なサブスクリプショングループが作成されるとは限りません。

サブスクリプショングループに追加

おすすめ

提供元のサブスクリプションURLをグループに保存し、手動で更新します。URLやポート、ノード一覧に変更があった場合も、グループの設定を再取得できます。

おすすめの用途:正式なサブスクリプションURLを持っていて、設定を継続的に更新したい場合。

単一の共有リンクをインポート

共有リンク全体をコピーし、クリップボードからインポートします。取り込まれるのはその時点の接続設定で、サブスクリプション元と連携した更新機能は通常設定されません。

おすすめの用途:設定を1つだけ試す場合や、管理者から個別の接続情報を受け取った場合。

複数のサブスクリプション項目をまとめてインポート

取得済みの複数の共有リンクをテキストとしてインポートします。Base64形式のテキストをそのまま受け付けるかどうかは、クライアントのバージョンやインポート方法によって異なります。元のサブスクリプションURLを保存しておくのが確実です。

おすすめの用途:既存の設定をオフラインで移行し、サブスクリプション元との自動同期が不要な場合。

v2rayNG:サブスクリプショングループ設定からURLを追加

Android版v2rayNGの手順です。サブスクリプション管理の入口と、メイン画面右上の「+」は用途が異なります。「+」は通常、設定の手動追加、QRコードの読み取り、クリップボードからのインポートに使います。サブスクリプションURLは「サブスクリプショングループ設定」に入力し、手動サーバー設定のアドレス欄には入力しないでください。バージョンによってアイコンの位置が異なる場合があるため、以下では日本語メニュー名を目印に説明します。

  1. グループ設定を開く

    v2rayNGのメイン画面で左上のサイドメニューを開き、「サブスクリプショングループ設定」を選択します。既存のグループがあるか確認し、同じサブスクリプションを重複して追加しないようにしましょう。

  2. URLを入力

    サブスクリプショングループ画面の右上にある「+」をタップします。「備考」には識別しやすい名前を入力し、「任意アドレス(Url)」にサブスクリプションURL全体を貼り付けます。項目名に「任意」とあっても、ネットワークから内容を取得するには有効なURLが必要です。

  3. グループを保存

    右上の保存アイコンをタップしてメイン画面に戻ります。保存されるのはグループとURLであり、ノードのダウンロードは完了していません。この時点で設定一覧に項目が増えていなくても、インポート失敗とは限りません。

  4. サブスクリプションを更新

    メイン画面右上のその他メニューを開き、「サブスクリプションを更新」を選択します。バージョンによっては、すべてのサブスクリプションと現在のグループを選べます。必要な方を選択し、完了通知が表示されてから該当グループを確認してください。

  5. 設定を選んで接続

    グループ内の設定を1つタップし、メイン画面の接続ボタンをタップします。初回起動時はAndroidのVPN接続リクエストを許可してください。ノードが一覧に表示されただけでは、プロキシサービスが稼働しているとは限りません。

v2rayN:サブスクリプショングループメニューと2種類の更新方法

デスクトップ版v2rayNでは、メインウィンドウ上部の「サブスクリプショングループ」メニューからサブスクリプションを管理します。サブスクリプションURLをVMessやVLESSサーバーの手動追加画面に入力しないでください。そこに入力するのはサーバーのドメイン名またはIPアドレスであり、ノード一覧を返すウェブURLではありません。OSやバージョンによって画面構成が多少異なる場合がありますが、操作は「グループを保存」と「内容を取得」の2段階です。

  1. 設定画面を開く

    「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループ設定」を開きます。設定画面で「追加」をクリックし、個別のグループを作成します。後から単独で更新、無効化、問題の切り分けがしやすくなります。

  2. サブスクリプションを保存

    「別名」と「任意アドレス(Url)」を入力し、グループが有効になっていることを確認して保存します。URLのパスとクエリパラメーターは省略せず、疑問符以降のトークンを削除しないでください。コピー時に付いた引用符も含めないようにします。

  3. 更新方法を選択

    メインウィンドウに戻り、「サブスクリプショングループ」→「すべてのサブスクリプションを更新(プロキシを使用しない)」を選択します。サブスクリプション元へ直接アクセスする方法で、現在のネットワークから直接アクセスできる場合に適しています。

  4. 必要に応じて経路を変更

    サブスクリプション元への直接接続がタイムアウトし、正常に接続できる設定がすでにある場合は、その設定を有効にしてから「すべてのサブスクリプションを更新(プロキシを使用)」を選択します。メニューの括弧や空白はバージョンによって異なることがあるため、「プロキシを使用」という意味で判断してください。

  5. 使用する設定を選択

    更新後、グループ内で使いたい設定を選び、右クリックメニューからアクティブサーバーに設定します。システムプロキシに従うアプリを接続するには、タスクトレイメニューの「システムプロキシ」→「システムプロキシを自動設定」を有効にします。

「プロキシ経由で更新」は、サブスクリプションの取得に使うネットワーク経路を変える機能です。期限切れのトークンを修復したり、未対応の形式を認識可能にしたりするものではありません。初回インストール後に一覧が空で、利用できる接続がない場合は、プロキシ経由に切り替えても通常は更新を開始できません。

Base64サブスクリプション:外側のエンコードと共有リンク

一般的なBase64サブスクリプションは、複数の共有リンクを1行ずつ並べ、そのテキスト全体をBase64でエンコードして作成します。クライアントは応答を取得した後、外側のテキストをデコードし、中に含まれる共有リンクを1つずつ解析します。サブスクリプション元によっては、リンク一覧を平文で返す場合や、リクエストパラメーターに応じて別の設定形式を返す場合もあります。そのため、すべての応答が同じ見た目とは限りません。

3バイト
標準Base64における入力データの1単位
4文字
1単位をエンコードしたときの文字数
24ビット
3 × 8ビットを4 × 6ビットに分割

標準Base64では英字、数字、+、/を使い、末尾に=のパディングが付く場合があります。URLセーフな形式では-と_を使い、実装によってはパディングを省略します。そのため、末尾にイコール記号があるかどうかだけでは、サブスクリプションの正しさを判断できません。以下はエンコードの仕組みを示すもので、接続設定は含みません。

元のテキスト:Man
Base64:TWFu

元のテキスト:M
Base64:TQ==

外側のBase64と、共有リンク内部のエンコードは分けて考える必要があります。一般的なVMess共有リンクは、vmess://の後にエンコードされたパラメーターを含みます。VLESS共有リンクは通常URI形式で、サーバーアドレス、ポート、クエリパラメーターなどを含みます。同じ外側のサブスクリプションに含まれていても、内部の解析方法は異なります。URL全体を何度もデコードして、元のURLとして保存しないでください。

2つのクライアントで同じサブスクリプションを使う:同期されるのは取得元で、ローカル設定は別々

提供元が複数端末での利用を許可し、両方のクライアントが出力されたプロトコルと通信パラメーターに対応していれば、同じサブスクリプションURLをv2rayNGとv2rayNの両方に追加できます。v2rayNGはXrayコアを使用します。v2rayNで実際に利用できるプロトコルは、設定で選択したコアや、クライアントに同梱されたコアのバージョンにも左右されます。サブスクリプションのテキストを認識できても、すべての設定が動作するとは限りません。

おすすめの方法:個別のグループに追加して、それぞれ更新

デスクトップ版(v2rayN)
  • 「サブスクリプショングループ設定」に元のURLを保存します。
  • サブスクリプション元への接続状況に応じて、直接接続またはプロキシ経由で更新します。
  • アクティブサーバー、システムプロキシ、ルーティングルールは個別に設定します。
Android版(v2rayNG)
  • 「サブスクリプショングループ設定」に同じサブスクリプション元を追加します。
  • 「サブスクリプションを更新」を実行し、グループとノード名を確認します。
  • VPNの許可とアプリごとのプロキシ対象を個別に確認します。

同じサブスクリプション元を使っていても、リアルタイムで同期されるわけではありません。各クライアントでそれぞれ更新が必要です。更新時刻、サブスクリプションの出力内容、プロトコルの対応状況が異なると、一覧に差が生じることがあります。

サブスクリプションの更新では、クライアントの動作に応じてグループ内の設定が置き換えられたり、再作成されたりします。重要な手動変更を、サブスクリプションから生成されたノードだけに保存しないでください。長期的に使うカスタム接続は別途手動で作成し、変更理由も記録しておきましょう。サブスクリプションのノードを削除しても、提供元の設定が削除されるわけではありません。次回の更新で再び表示される場合があります。

サブスクリプションの更新失敗・インポート後に接続できない場合の対処

問題を切り分けるときは、まず3つの段階を区別します。URLが保存されたか、サブスクリプションの内容を取得・解析できたか、選択した設定で接続できるかです。これらを混同すると、「ノードに接続できないから再インポートする」「更新に失敗したからルーティングを変更する」といった無駄な操作につながります。まず更新通知やログでリクエストの結果を確認し、次の対応を判断してください。

保存したのにノード一覧が空なのはなぜ?

グループを保存しても、自動的に更新されるわけではありません。v2rayNGではメイン画面に戻って「サブスクリプションを更新」を実行します。v2rayNでは「サブスクリプショングループ」から更新メニューを選択します。完了後、該当グループを表示してください。それでも空の場合は、解析エラーが出ていないか確認します。

更新がタイムアウトしたら、プロキシ経由に切り替えるべき?

まず端末のネットワークが使えることを確認し、次にサブスクリプションのドメインへアクセスできるか調べます。利用可能な設定がある場合、v2rayNでは「すべてのサブスクリプションを更新(プロキシを使用)」に切り替えられます。v2rayNGでは、接続可能な設定で接続してから再試行してください。プロキシ接続自体が使えない場合は、先に接続を修復するか、アクセス可能なネットワークに切り替えます。

401、403、404が表示された場合、何を確認すればよい?

401は認証、403は権限やトークン、アクセス制限、404は無効になったパスが原因であることが多いです。提供元のページに戻って最新のサブスクリプションURLをコピーし、アカウントの状態も確認してください。エラーを回避するために、URLのクエリパラメーターをむやみに削除しないでください。

ブラウザーでは開けるのに、クライアントで有効な設定がないと表示されるのはなぜ?

ブラウザーに表示されているのは、ログインページ、アクセス認証ページ、エラーの説明かもしれません。サブスクリプションの内容とは限りません。提供元のページでv2rayNGまたはv2rayN向けのエクスポート形式を選択してください。完全な設定ファイルを入手した場合、一般的な共有リンク用のインポート機能で解析できるとは限りません。

更新できたのに、選択したノードでウェブページを開けないのはなぜ?

まず設定がアクティブになっており、サービスが起動していることを確認します。デスクトップ版ではシステムプロキシなどの接続方法を、Android版ではVPNの許可と対象アプリの範囲を確認してください。その後、接続ログを確認し、ドメイン名の解決、接続タイムアウト、パラメーターの非互換を切り分けます。インポート成功は解析できたことを示すだけで、サーバーへの接続を保証するものではありません。

インポート後に確認する手順

サブスクリプション管理では、一覧にノードを表示するだけでなく、繰り返し更新できる取得元を保つことが重要です。初回インポート後に一通り確認しておけば、次回の更新時に問題のある段階を見つけやすくなります。インストールと初回接続の手順は入門ガイドをご覧ください。

  1. 取得元を確認:サブスクリプションURLがグループのアドレス欄に入力され、クエリパラメーターがすべて残っていることを確認します。ログインページのURLや単一の共有リンクを誤って使わないでください。
  2. 更新結果を確認:更新完了の通知が表示され、対象グループに設定が追加されたことを確認します。エラーが出た場合は、機密情報を除いたエラーメッセージを記録し、手当たり次第に更新を繰り返さないでください。
  3. 接続を確認:設定を1つ選んでサービスを起動し、期限切れの手動インポート設定がアクティブになっていないことを確認します。
  4. アプリの接続経路を確認:デスクトップアプリは設定したプロキシ経由で接続されていること、AndroidアプリはVPNとアプリごとの設定の対象になっていることを確認します。
  5. 管理方法を確認:端末を変更した場合はサブスクリプション元を再登録し、旧端末のキャッシュ一覧を提供元の最新設定と混同しないでください。URLが漏えいした場合は、速やかにトークンを再発行します。
v2rayN / v2rayNG ダウンロード